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中国海軍所属と見られる原子力潜水艦の領海侵犯事件で、海上自衛隊が追尾を続けている原潜が12日午前7時ごろ、潜航したまま沖縄西方の日本の防空識別圏を離脱した。
防空識別圏は、進入してくる航空機の国籍などを識別し、対応措置を判断する空域。
原潜は公海を航行しており、海自のP3C哨戒機、護衛艦が追尾を継続しているが、大野防衛長官は同日中に庁内で防衛会議を開き、海上警備行動の解除を検討する方針だ。
大野長官は同日午前の閣僚懇談会で、「すでに領海外に出ており、海上警備行動に基づく退去要求などの措置はとっていない。(原潜の)国籍を特定するには至っていない」と報告した。 (読売新聞)-11月12日14時38分更新
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