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被災地現地ルポ:机1脚から復興始まる 善意の窓口開設
2004年10月25日(月) crowd.gif
  新潟県十日町市役所前に仮設された災害ボランティアセンター。早朝から登録に訪れた人々の中には長野県からの人もいた=25日午前8時29分
 たった1脚のテーブルから復興が始まる──。新潟県中越地震から2回目の夜が明けた25日朝、被災地の十日町市役所玄関に、1脚の折りたたみテーブルがおかれた。「災害ボランティアセンター」の受付台だ。看板もない急ごしらえのセンターに、被災者とともに復興に力を注ぐボランティアが早速登録を済ませた。【野崎勲】
 十日町市社会福祉協議会は、予定を2時間早めて、午前7時過ぎにボランティアセンターを“開設”。同時に上越地方や長野県から来たという58歳の男性ら3人が登録に訪れた。輸送事情が不完全ななか、救援物資も東京、長野などから集まり始めた。週明けとともに、やっと復興への動きが本格化した。
 センターでは「バタバタと立ち上げたばかりで。まだ広報もしていませんし。でも市役所を通じて問い合わせが何件もきています」と、全国の善意に期待し感謝していた。
 前日の24日には上越地方のオートバイ愛好家らで作る災害ボランティアグループが市内各所に分散している自主避難場所への食料品や水など救援物資輸送に一役買っている。
 同市内では電話が不通となったまま。災害ボランティアセンターでは携帯電話を借り、受け付け・問い合わせ用に利用している。
 電話番号は局番080の▽5059・9624▽5199・0898▽5199・4596▽5199・4559−−と、090・6172・1531の五つ。センター自体は25日中に市役所北側の事務所ビルに移動する予定。
被災者の方へ、生活関連情報
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/niigatajishin/etc/joho.html
毎日新聞 2004年10月25日 10時18分
 



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