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伊勢エビ
2003年12月04日(木) sun.gif
   ■ 伊勢海老
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 「伊勢海老」はその名のとおり三重県伊勢志摩地方を
 代表するグルメの王様です。県内では毎年多くの水揚げがあり、
 伊勢えびは「三重県のさかな」にも指定されています。
 その美味しさは云うまでもありませんが、長いヒゲと曲がった腰を
 持つ姿は長寿のシンボルにも例えられ、たいへん縁起の良い食べ物
 としても知られています。
  また「いせ」の名が付いた由来には「威勢(いせい)がいい海老」
 が縮まって「いせ海老」と呼ばれるようになったという説もあります。

■ 浜島町と伊勢海老
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  伊勢志摩国立公園内にある浜島町は、黒潮おどる熊野灘と波静かな
 英虞湾をいだき、古くから海の恵みを受けて繁栄してきました。
 この町で暮らす人々にとって海は大切な資源であり、
 生活に欠かせないものとなっています。
 また町内にある三重県水産技術センターでは伊勢海老の研究が盛んに
 行われており、同センターは昭和63年に世界で初めて伊勢海老の人工
 孵化飼育に成功しています。
 浜島町は海への感謝の気持ち、海を護ろうという気持ちを魚介類の王者
 ともいえる伊勢海老に託し、「伊勢えびの町」を宣言しています。

■ 伊勢えび祭の誕生
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 伊勢海老に感謝するとともに、その年の大漁を願う。
 伊勢えび祭は昭和36年6月に発足しました。
 以来、町民の熱意と努力によって毎回様々な趣向が凝らされ、
 回を重ねるごとに発展してきました。
 現在では三重県を代表する祭となっており、
 毎年多くの観光客が訪れています。
 伊勢えび祭が開催される6月は、伊勢海老の禁漁期(※)にあたります。
  この時期に祭を行う背景には「伊勢海老を護り 殖やし 育もう」という
 人々の思いが込められています。
  ※伊勢海老漁の解禁は毎年10月1日から。
  この日に網掛けされた初物を伊勢神宮に献納します。
 



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