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角長の醤油
2003年11月14日(金) sun.gif
   日本の食生活に欠かせない醤油のルーツが湯浅にあります。

 その歴史を辿れば、鎌倉時代、僧覚心が建長元年(1249)に
入宋し、修行のかたわら”径山寺味噌”の製法をならって、
隣町の由良町の現在の興国時を建立しました。

 そこで覚心は味噌製造の際、樽底に沈殿した液汁が調味料として
良適なることを知り、その製法が漸次普及したのが醤油の起源と
されている。
 
 醤油の醸造が、隣町の湯浅で発達していった理由にはいろいろな
説があるが、良質の水がとれる山田川のふもとであるというのが
大きな要因であろう。

 また紀州藩の保護もあり、最盛期には醸造家は百数十軒におよんだ
といわれている。
 
 しかし、近年の大手メーカ進出の為、現在では昔ながらのこうじ
から作っているのは湯浅ではこの角長だけである。
 



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