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チャイコフスキー自身の指揮により、『悲愴』初演(1893)
2004年10月28日(木)
悲痛な響きを漂わせながら、息絶えるように終わるチャイコフスキー(1840〜1893)の交響曲第6番。“悲愴”というタイトルは、初演を聴いた弟・モデストの発案で名付けられ、チャイコフスキー自身も気に入っていました。ところが、この初演からわずか9日後に、チャイコフスキーは生水を飲んでコレラにかかり、死んでしまいます(一説には自殺ではないかとも言われています)。まるで自らの死を予感したかのようなこの交響曲は、印象的なネーミングもあいまって、広く親しまれています。
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