個別表示

台風23号で空の便乱れる、新幹線も運休など相次ぐ
2004年10月20日(水) rain.gif
   今年10個目の日本列島上陸となった台風23号。20日午前は、千葉県九十九里町で2人が高波にさらわれて行方不明になったほか、九州でも不明者が相次いだ。空の便も大きく乱れ、航空会社の予約センターもパンク状態になった。

 日本航空と全日空では、同日午後0時半現在、九州や四国発着便を中心に、計325便の欠航を決めた。全日空の国内線予約センターには、乗客から「自分の航空券で便を変更できるのか」「羽田―福岡便はいつ運航再開となるのか」など、九州や広島方面への便について問い合わせが殺到、電話がつながりにくくなった。

 日本航空でも19日夜、鹿児島、宮崎空港の発着便を中心に計50便の欠航を決定したが、20日午前6時半から受け付けを始めた同社の予約センターには、鹿児島や四国方面への便について、変更やキャンセルの申し込みが相次いだ。両社では、ホームページ上で欠航便の情報を掲示しているほか、空港ロビーのカウンターに旅客係の職員などを増員して、チケットの払い戻しに対応している。

 一方、鉄道では、山陽新幹線が午前11時すぎから、新大阪―小倉駅間で、一時運転を見合わせた。正午現在、上下計38本が運休したほか、東京発広島行き「のぞみ41号」が37分遅れたのを最高に上下計15本に遅れが出た。

 台風の影響で、東京都内では、公立の小・中学校計23校のほか、高校や盲ろう養護学校計13校で、終業時刻を繰り上げることを決めた。
(読売新聞)
 



- Web Diary Professional ver 2.28 -