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「うなぎ」のお話
2004年10月04日(月) sun.gif
  うなぎ大好きな日本人古くから食べてられてきた栄養価の高い食品に代表される「うなぎ」。万葉集に詠われるほどその歴史は古くまでさかのぼります。特に日本人は世界一うなぎの好きな国で、一年間で5億匹以上も食されているそうです。そんなうなぎは一般的にはスタミナ料理として紹介されることが多いようですが、実はそれだけじゃないんです。うなぎには驚くほど様々な栄養素がつまっていて、特にビタミンについては、その種類の豊富さと含有量から天然のマルチビタミンといわれているほどです。
うなぎはビタミンの宝庫

うなぎに含まれている主なビタミンは、ビタミンA、D、E、そしてB1やB2などのビタミンB群や葉酸などです。特にビタミンAは、100g中に1500μg(うなぎ蒲焼き)と数ある食品中でもトップクラスです。ビタミンAには、目の疲労を助ける働きや胃腸や気管支などの粘膜を正常に保つ働きがあり、また、健康的な皮膚をつくるのにも役立っています。ビタミンB群はエネルギーの供給や代謝に働きかけて疲労回復などに効果的です。しかし、うなぎには唯一含まれていないビタミンがあります。それは「ビタミンC」で、これだけは、野菜などのほかの食品から補うことが必要です。
まだまだあるうなぎの有用成分
ビタミン類のほかにも、うなぎには、疲労回復や亜鉛、鉄分、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。これらミネラルは疲労回復や骨格づくりに役立っています。
またお肌の健康に良いとされているコラーゲンや、さらさら血液をつくるDHAやEPAも含まれています。
うなぎのちょっと意外な話
「うなぎは食べたいけどカロリーが気になって・・・」と、ダイエット中の方や健康を気づかう方に敬遠されがちなうなぎ。でも、うな丼の場合一人前で約650キロカロリー。カツ丼で730キロカロリー、幕の内弁当で720キロカロリーと他の料理とくらべても意外にヘルシー。食欲の秋、うなぎでしっかり栄養補給してみてはいかがでしょうか。
 



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