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「ハウル」ベネチアへ
2004年07月30日(金) sun.gif
   第61回ベネチア国際映画祭(9月1〜11日)のラインアップが29日発表され、宮崎駿監督(63)のアニメーション「ハウルの動く城」がメーンのコンペ部門に選出された。

 同映画祭のコンペに、日本アニメが出品されるのは初の快挙。日本興行史上最高の興収304億円、観客動員2340万人を記録した「千と千尋の神隠し」の公開から3年、宮崎アニメの待望の新作が、世界で最も歴史のある映画祭でベールを脱ぐ。

 「ハウル…」は、荒地の魔女によって90歳にされた18歳の少女ソフィーと、「動く城」で暮らす弱虫の魔法使いハウルの“戦火の恋”を描く。ソフィーの声は女優の倍賞千恵子(63)、ハウルはSMAPの木村拓哉(31)が担当している。

 原作は英国の児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズが、19世紀を舞台にした「魔法使いハウルと火の悪魔」。製作スタッフを代表して、上映に合わせ現地入りする鈴木敏夫プロデューサーは「宮崎駿が久しぶりにヨーロッパを舞台に描いた映画なので、ベネチアのコンペに参加できるのは本当にうれしいことだし、光栄に思う」とコメントした。

 「千と千尋…」では、ベルリン国際映画祭で金熊賞(グランプリ)、米アカデミー賞長編アニメ賞を受賞するなど世界中を席巻。「ハウル…」も、欧州の映画ファンにどのような評価が下されるか、注目だ。日本公開は11月20日。(スポーツニッポン)
 



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