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病院の決められた浴衣のような簡単な衣服に着替えて 「人間ドック」ルームで待っていたら看護婦さんに 呼ばれて、ひんやりとした検査所の堅いベッドに 横になった。ドクターは慣れた様子で検査を始めて、 モニターはカラーで鮮明に私の腸の中を映している。
「きれいに映るのね」。使い尽くされたモニターのよう だったけれど、こんなにハッキリと見せつけられると 自分のからだが、腸内がどういう状態かわかる。 かつてわたしもいろんな患者の腸内写真をみたけれど なにがこんなにわたしを蝕んでいるのか、わからなかった。
ドクターも不思議がっていたが、「〜の疑い」という 診察結果で、異物の一部をとって、精密検査をするようだ。 結果は1週間かかるものと、2週間かかるものがあり、 結論は先送りとなる。
整腸剤を飲んで少しずつ治癒していくことを進めている。 |
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