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クリスマスとサンタクロース
2003年12月25日(木) crowd.gif
   キリストの降誕記念日として祝われているクリスマスですが、実際にはキリストの誕生日ははっきり分かっておらず、この他に1月1日説、3月21日説、3月29日説、などいろいろあり、聖書にも記されていません。ではなぜ12月25日がクリスマスになったのでしょうか。この日は元々、衰えゆく太陽がふたたびよみがえる冬至の祭りの日で、また太陽神が生まれた日とされていました。そしてキリストは、正義の太陽であり、太陽神の生まれ変わりであると考えられ、この日を降誕祭として祝うようになったためのようです。ちなみに正式にこの日を降誕日であると宣言したのは、西暦350年ローマ教皇ユリウス1世で、354年よりローマで降誕祭として祝うようになったとされています。

 クリスマスと言えばサンタクロースですが、このサンタクロースのモデルとなったのは、聖(セント)ニコラスで、4世紀頃の人だと言われています。裕福な財産を持っていたにもかかわらず、贅沢な暮らしをしようとせず、困っている人に分け与えていたそうです。ある日、身分は高いが財産をみな無くしてしまい、3人の娘を身売りしなければならなくなった家に金貨を投げ入れ、救ったことがあります。この時投げ入れた金貨が、暖炉で乾かしてあった靴下に入ったため、サンタは煙突から来ると考えられ、また靴下をつるす習慣が生まれたそうです。ちょっと小太りで、白い髭に赤い服を着たサンタクロース。ところで、なぜサンタは赤い服をきているのでしょうか。それは、1931年に、イラストレーターのハットン・サンドブロムがコカコーラの冬のキャンペーン用に描いたサンタクロースのイラストが元となり、このイメージが定着したようです。
 



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