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急性心筋梗塞
2003年10月31日(金) sun.gif
   
 急性心筋梗塞とは、心筋への栄養動脈である冠動脈が
 詰まってしまい(完全閉塞)、その冠動脈が養っている
 心筋が死につつある(壊死)状態です。

  冠動脈の閉塞がどうやって起こるか。
  加齢などにより冠動脈に動脈硬化が進展し、
 プラーク(コレステロール、細胞などが増え、血液の
 通り道を狭くしていきます。)が出来ていきます。
 
  このプラークの一部が破裂し、プラーク内の物質が血液と
 接触すると血液が固まり、血栓をつくります。
 大量の血栓により血液の通り道がふさがれてしまうと
 急性心筋梗塞になってしまいます。
 しかし、プラーク破裂がおこり血栓がつくられたとしても
 完全閉塞までには至らず、心筋壊死を起こさない場合があり。
 これにより強い胸痛を呈して不安定狭心症に至る場合もあります。
 
  不安定狭心症は放置しておくと急性心筋梗塞になる可能性が大です。
 (急性心筋梗塞と不安定狭心症をその発生機転から、
 急性冠症候群とまとめます。)
 



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