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遠く南極から日本近海に迷いこんだアザラシのタマちゃん。 なぜか、目の横に釣り針と赤い糸をぶらさげて、 とても、痛々しそうです。 あの、赤い糸は、鯉を釣る時に使う糸だそうですけれど、 色がとても鮮やかで艶やかであります。
赤い糸とはなんとも味があるもんである。 あの赤い糸の先にはなにか見えない糸でつながっていたり して、故郷に残された家族はいるのかしら、なんて、 そんなことをふと考えたりします。
南極の海に比べたら、川の水は濁っているかもしれない けれど、タマちゃんはそんなことを気にすることもなく 泳いだり、寝転がったりして、気ままである。
遠い海から来た動物、タマちゃんと、我々は共生できる のでしょうか。アザラシの気持ちはわからないけれど、 何の騒動もおこすことなく、生きているタマちゃん。 暖かく見守ってあげたい気持ちでいっぱいです。 |
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