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ひな祭りのいわれ
2004年03月03日(水) rain-or-crowd.gif
   女の子の健やかな成長を祝うひな祭り。この「ひな祭り」はおよそ千年以上前から伝えられている日本の伝統風俗で、平和な一家団らんの行事として、また、子に対する親の愛情を伝えるものとして受けつがれています。

 ひな祭りに飾るひな人形。このひな人形の源流は二つあり、ひとつは、紙で作った人形を人間の災難の身代わりとして川に流す、という平安朝の風習で、今でも鳥取地方の流しびなはこの風習を受けついでいます。もうひとつは、貴族の間で男女一対の紙人形を使った「ままごと遊び」で、このことは紫式部の「源氏物語」や、清少納言の「枕草子」にも出てきます。こうした行事や遊びがもととなって生まれた「ひな祭り」と「ひな人形」は、庶民の文化が栄えた江戸時代の後半に、今に近い形で定着したといわれています。

 ひな祭りを代表する童謡としては、「うれしいひな祭り」が有名。この曲は昭和17年に発表され、以来60年近く人々に愛唱されています。
 



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