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俳優としても活躍する人気ロック・スター
ボン・ジョヴィのボーカリスト、ジョン・ボン・ジョヴィは、ニューヨークの隣に位置するアメリカで３番目に小さな州、ニュージャージーの床屋の息子として生まれました。初めて買ったレコードは故郷出身のヒーロー、ブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』だったそうです。14歳のクリスマスにギターをプレゼントしてもらい、音楽にのめり込んでいったジョンは、81年にボン・ジョヴィを結成し、84年に「夜明けのランナウェイ」でデビューします。当初はなぜか日本だけで人気という状態でしたが、86年の「禁じられた愛」「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」が連続して全米チャート１位に輝き、一躍世界的なヒーローに。ハードなサウンドと美しいメロディに、ジョンのハスキーで力強い歌声によるロマンティックな歌詞で、ハード・ロックやヘビー・メタルに限定しない普通の音楽ファンからも支持され、ボン・ジョヴィはまさにスーパー・ロック・グループとなったのでした。
さて、ボン・ジョヴィ人気の一端に、最近は俳優としても活躍しているジョンのルックスの良さがあることも否定できません。実はデビュー前には、大ヒットした映画『フットルース』の主役のオーディションを受けないかと誘われたこともあったそうです。そのときは「俳優ではなくてロックスターになりたいから」と断ったそうですが、95年以来は毎年１作は映画出演をしていますから、どうやら俳優業もかなり気に入っている様子。しかしその一方で、ボン・ジョヴィとしての活動が少なくなり、2000年のアルバム『クラッシュ』は何と５年ぶりの作品でした。俳優業もいいけれど、音楽活動に専念してほしいというのが、ファンの本音かもしれません。 |
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