| |
東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の第９回首脳会議が７日、インドネシア・バリ島のヌサドゥアで開かれた。
地域紛争の平和的解決などの安全保障や、経済と社会・文化の計３分野での共同体を柱とする「ＡＳＥＡＮ共同体」の実現をうたった「ＡＳＥＡＮ協和宣言２」を採択した。
経済協力を重視してきたＡＳＥＡＮが安保協力も前面に打ち出すことにより、東南アジアの地域統合は新たな段階を迎える。
ＡＳＥＡＮは組織内の求心力を強めるとともに、積極的にＡＳＥＡＮ接近を図る中国の動きをてこに、日本やインド、ロシアなど周辺域外大国との協力拡大を通じ、国際社会での発言力増大を目指す。
協和宣言２は、１９７６年にバリ島で開かれた第１回首脳会議で、域内協力の基本原則として採択された
「ＡＳＥＡＮ協和宣言」に代わる文書。（共同通信）
【ヌサドゥア（インドネシア・バリ島）７日共同】 |
|
|
