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最近耳にするようになった、「マニュフェスト」という言葉について調べてみた。
木村隆秀議員の解説
(2003年4月22日回答、2003年4月22日改編) マニュフェストは、そもそも英国をはじめとするヨーロッパの総選挙において、各政党が政権獲得の際に実行する政策を数値目標等の形で有権者に提示するものです。 仮に政権党が選挙時のマニュフェストを遵守しないようであれば、国民の信頼を失ってしまい、次回の選挙では他党が選択されてしまうというように、政党の存立にかかわるものであります。 特に、自治体の首長は投票によって選出され、かつ行政の執行も担っているので、議院内閣制における政府・与党を併せ持つような存在であります。 従って、マニュフェストを掲げることは、首長に就任したときの政策目標を明示することにもなりますので、一定の意味があると思われます。 しかし、国会議員は立法府における議論を行うことが本来の業務でありますので、個別の議員がこれを掲げるということは、マニュフェストの趣旨と若干異なっているのではないかと考えられます。 一方で、マニュフェストは政策を数値目標化するなど国民にわかりやすいように工夫されているので、このような点は国会議員も取り入れることが必要かと思います。 いずれにしても国会がより政策議論の場になるように努め、国民に判り易く説明していくことが大事であると思っております。 |
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